野菜の美味しさ

数年おきに日本食品標準成分表が文部科学省から発表されている。(http://fooddb.mext.go.jp/whats.html

この十数年に、野菜などの栄養成分は、随分と少なくなっている。つまり、同じ栄養を取ろうとすると、数十年前食べていた量の数倍の量を食べなければならないのである。
この原因として、有機質肥料から化学肥料に変換して土壌中の微生物が大幅に減少していることがある。微生物は植物の根と共生関係にあり、ミネラル分の補給も行っている。
また化学肥料の施肥により、植物の根が張らなくても良くなり根域が狭くなったことから土中のミネラルが吸収されにくいという理由もある。さらに食味重視ではなく、流通重視の品種に変わったことから味の低下が指摘されている。ハウス栽培等により、栄養価の高い旬のものではなくなったことも大きい。消毒は作物の品質向上にはつながったものの、明らかに食味を落とす。
以上のことから、残念ながら私たちは、栄養が少なく、まずい野菜を食べざるを得なくなっているのである。

20150623-1

ミネラル減少の構図(今井作)

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