籾の発芽

  2月4日に浸漬した龍の瞳の籾からようやく「芽」が出てきました。
  浸漬から9日目ですが、ほんの少しだけ気の早い龍の瞳です。9割がたはまだ胚芽部分を膨らませているに過ぎません。
  じっくりと観てください。龍の瞳の生命力が感じられると思います。
 発芽を押える物質は、前にも書きましたがアブシジン酸です。これはその年の天候によっても、また、穂の先と元によっても含有量が違うのです。
従って、発芽にも個体差が出て、早く芽が出るもの、遅く芽が出るものと分かれるのです。
 ところでこの白いものは「芽」でしょうか、それとも「根」でしょうか。
 実はこれは、根なのです。なぜならばこの種は水の底に沈んで吸水させていたからです。水分が適度にあり、酸素も豊富にある場合は、籾は先に根を出します。ですから田んぼに蒔かれた籾は、先に水分と栄養を確保する必要があるために、根を先に出して水分が確保されたと分かるや芽を出します。
 ところが水中深くにある籾は、根を出しても水分を吸収する必要性が低くなります。それよりもどこまで深いところに自分が置かれているのか分からないので、一刻も早く上に伸びて空気のあるところまで届こうとするのです。稲の籾が持つ栄養分は限られています。その栄養分を芽に集中することで、生き永らえようとするのです。
 本当に不可思議ですし、稲の知恵はひょっとしたら人間以上ではないかと思われます。しかも誰も教えることなく、DNAで判断しているというところがすごすぎます。
 弊社では龍の瞳(品種名・いのちの壱)の種もみを管理しています。これは全国で弊社のみが行っています。なぜならば私が発見した当時の原原種を所有しているからです。種もみの検査をして、発芽試験を行い、基準を満たした種もみを契約農家さんのみに出荷しています。
 今、龍の瞳以外の「いのちの壱」は、本当に「いのちの壱」なのか疑問に思うことがあります。
 さて、籾の生長の推移について、また書きたいと思います。
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  問い合わせ先  info@ryunohitomi.jp まで。
                 龍の瞳の「発芽」
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